文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

2018-03-17から1日間の記事一覧

クセノポン『アナバシス』

クセノポン 松平千秋訳 『アナバシス―敵中横断6000キロ―』 岩波文庫 おもしろいとは聞いていたのですが、本書『アナバシス』、予想以上におもしろく読むことができました。小説というよりはむしろ迫真のドキュメンタリーといった方が正確なのでしょうか。200…

ユゴー『ノートル=ダム・ド・パリ』

ユゴー 辻昶・松下和則訳 『ノートル=ダム・ド・パリ』 岩波文庫 フランス・ロマン主義を代表する作家であるヴィクトル・ユゴーの作品。昔々、赤川次郎の三毛猫ホームズシリーズのどの作品だったかで、本書に登場するカジモドの名にちなんだ「梶本」(梶元だ…