文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

2019-05-19から1日間の記事一覧

多和田葉子『尼僧とキューピッドの弓』

多和田葉子 『尼僧とキューピッドの弓』 講談社文庫 多和田葉子の『尼僧とキューピッドの弓』を読了しました。日本語とドイツ語の両方で作品を発表している多和田さんの作品を読むのは今回が初めてのことになります。作品の舞台はドイツの田舎町にある尼僧修…

島田荘司『嘘でもいいから誘拐事件』

島田荘司 『嘘でもいいから誘拐事件』 集英社文庫 島田荘司の『嘘でもいいから誘拐事件』を読了しました。有名な御手洗潔シリーズや吉敷竹史シリーズではないのですが、これも島田氏のシリーズもののひとつです。とはいえシリーズものとはいっても、私の知る…