文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

2020-04-04から1日間の記事一覧

古川日出男『ルート350』

古川日出男 『ルート350』 講談社文庫 古川日出男の『ルート350』を読了しました。「物語」と表現しても良いし、本書における表現にならって「レプリカ」と読んでもいいわけですが、そこに立ち上がってくるものの助けを借りながら、あるいはそれに対して抗い…

ヘミングウェイ『勝者に報酬はない・キリマンジャロの雪 ―ヘミングウェイ全短編2―』

ヘミングウェイ 高見浩訳 『勝者に報酬はない・キリマンジャロの雪 ―ヘミングウェイ全短編2―』 新潮文庫 ヘミングウェイ(1899-1961)の『勝者に報酬はない・キリマンジャロの雪 ―ヘミングウェイ全短編2―』を読了しました。1928年にパリからフロリダ半島沖に…