文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

2020-05-10から1日間の記事一覧

ヘルマン・ヘッセ『荒野のおおかみ』

ヘルマン・ヘッセ 高橋健二訳 『荒野のおおかみ』 新潮文庫 ヘルマン・ヘッセ(1877-1962)の『荒野のおおかみ』を読了しました。ヘッセの作品は読むのは随分と久しぶりのことです。『車輪の下』や『春の嵐』など、青春に付きまとう繊細な感情を謳いあげた作…

イーヴリン・ウォー『愛されたもの』

イーヴリン・ウォー 中村健二・出渕博訳 『愛されたもの』 岩波文庫 イーヴリン・ウォー(1903-1966)の『愛されたもの』を読了しました。イーヴリン・ウォーはイギリスの作家で、彼の作品を読むのは本作が初めてになります。風刺の効いた作風で好き嫌いはあ…