文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

2020-10-30から1日間の記事一覧

アーダベルト・シュティフター『森ゆく人』

アーダベルト・シュティフター 松村國隆訳 『森ゆく人』 松籟社 アーダベルト・シュティフター(1805-1868)の『森ゆく人』を読了しました。本書は「シュティフター・コレクション」として刊行された叢書の第3巻で、表題作である「森ゆく人」と短い掌編であ…

トマス・ネーゲル『どこでもないところからの眺め』

トマス・ネーゲル 中村昇他訳 『どこでもないところからの眺め』 春秋社 トマス・ネーゲル(1937-)の『どこでもないところからの眺め』を読了しました。論文「コウモリであるとはどのようなことか」がつとに有名なアメリカ哲学界の重鎮のひとりですが、本書…