文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

2020-12-18から1日間の記事一覧

レオナルド・パドゥーラ『犬を愛した男』

レオナルド・パドゥーラ 寺尾隆吉訳 『犬を愛した男』 水声社 レオナルド・パドゥーラ(1955-)の『犬を愛した男』を読了しました。キューバの作家であるパドゥーラは、マリオ・コンデ警部補シリーズとして知られるミステリー小説で人気を博する作家とのこと…

トマス・ピンチョン『重力の虹』

トマス・ピンチョン 佐藤良明訳 『重力の虹』 新潮社 トマス・ピンチョン(1937-)の『重力の虹』をようやく読了しました。1973年に発表されたピンチョンの代表作とされる本書は、全米図書賞を受賞するものの、ピュリッツァー賞は「読みにくく卑猥である」と…