文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

アフリカ文学

クッツェー『鉄の時代』

クッツェー くぼたのぞみ訳 『鉄の時代』 河出書房新社 クッツェー(1940-)の『鉄の時代』を読了しました。池澤夏樹氏による個人編集の「世界文学全集」の一冊ですが、最近になって文庫化されたようです。その前に本書を購入した私は、タイミング的にどこか…

J・M・クッツェー『モラルの話』

J・M・クッツェー くぼたのぞみ訳 『モラルの話』 人文書院 J・M・クッツェー(1940-)の『モラルの話』を読了しました。2018年に刊行された本書には7編の作品が収録されており、解説を除く本文全体の長さでいえば150ページ足らずの短い作品集です。そして、…

J・M・クッツェー『続・世界文学論集』

J・M・クッツェー 田尻芳樹訳 『続・世界文学論集』 みすず書房 J・M・クッツェー(1940-)『続・世界文学論集』を読了しました。同じくみすず書房から刊行されている『世界文学論集』の続編ということになるのですが、前作と同様に訳者による選定のもとで、…

J・M・クッツェー『イエスの幼子時代』

J・M・クッツェー 鴻巣友季子訳 『イエスの幼子時代』 早川書房 J・M・クッツェー(1940-)の『イエスの幼子時代』を読了しました。2013年に刊行された本書は、2016年の『イエスの学校時代』(翻訳は近刊)、そして2019年の“The Death of Jesus”の三部作の最…

J・M・クッツェー『世界文学論集』

J・M・クッツェー 田尻芳樹訳 『世界文学論集』 みすず書房 J・M・クッツェー(1940-)の『世界文学論集』を読了しました。作家と並行して文学研究者としてのキャリアも積んでいるクッツェーは数冊の評論集を出版しており、それら評論集から独自にセレクトさ…

J・M・クッツェー『サマータイム、青年時代、少年時代 ―辺境からの三つの〈自伝〉』

J・M・クッツェー くぼたのぞみ訳 『サマータイム、青年時代、少年時代 ―辺境からの三つの〈自伝〉』 インスクリプト J・M・クッツェーの『サマータイム、青年時代、少年時代 ―辺境からの三つの〈自伝〉』を読了しました。もともとは『少年時代』、『青年時…

J・M・クッツェー『遅い男』

J・M・クッツェー 鴻巣友季子訳 『遅い男』 早川書房 J・M・クッツェー(1940-)の『遅い男』を読了しました。これまでどの作品を読んでも面白く感動できた作家というのは数少ないのですが、クッツェーは私にとってそんな稀有な作家のひとりです。本書は2003…

ナディン・ゴーディマ『バーガーの娘』

ナディン・ゴーディマ 福島富士男訳 『バーガーの娘』 みすず書房 ナディン・ゴーディマの『バーガーの娘』を読了しました。彼女の短編作品には何度も感動させられたのですが、長編作品を読むのは初めてのことです。二巻に分冊されたハードカバーの本を持ち…

J・M・クッツェー『ダスクランズ』

J・M・クッツェー くぼたのぞみ訳 『ダスクランズ』 人文書院 J・M・クッツェー(1940-)の『ダスクランズ』を読了しました。本作はクッツェーのデビュー作で、1974年に南アフリカのヨハネスブルクにある出版社から世に出ました。日本では1994年にスリーエー…

J・M・クッツェー『マイケル・K』

J・M・クッツェー くぼたのぞみ訳 『マイケル・K』 岩波文庫 J・M・クッツェー(1940-)の『マイケル・K』を読了しました。2003年にノーベル文学賞を受賞したクッツェーの作品を読むのは、本書『マイケル・K』と同じくブッカー賞を受賞した『恥辱』に続いて…

ナディン・ゴーディマ『ジャンプ 他十一篇』

ナディン・ゴーディマ 柳沢由実子(訳) 『ジャンプ 他十一篇』 岩波文庫 ナディン・ゴーディマさんは南アフリカの女性作家で、1991年にノーベル文学賞を受賞しています。同じく南アフリカの作家でノーベル文学賞受賞者であるJ・M・クッツェーさんの作品は読…