飯田隆の『言語哲学大全Ⅰ 論理と言語』を読了しました。学生時代に読んで以来、そのままになっていたのですが、最近の哲学の学び直しを機に、全四巻を読了したいと考えています。まずはフレーゲとラッセルの言語哲学について解説された第一巻である本書に取り掛かりました。
コンパクトにまとまった解説書(というよりも教科書)が数多く出回っている現在にあって、本書の記述は少し冗長な印象がするのも否めないのですが、やはり平成が終わろうとしている今にあっても、本書は言語哲学を学ぶ人にとっては絶好の入門書であり続けていると思います。
【満足度】★★★★☆