文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

飯田隆『言語哲学大全Ⅲ 意味と様相(下)』

飯田隆

言語哲学大全Ⅲ 意味と様相(下)』 勁草書房

 

飯田隆の『言語哲学大全Ⅲ 意味と様相(下)』を読了しました。本書の全編が、可能世界意味論という道具立てをもとにした様相理論の解説にあてられています。可能世界意味論が可能にした様相概念によって、必然性と分析性という概念が明確に分けられるのだとされます。可能世界という概念をめぐっては、これ以上深入りすることが必要なのかどうか、悩ましいところではあります。

 

【満足度】★★★★☆