栃内新・左巻健男
『新しい高校生物の教科書』 講談社
栃内新・左巻健男の『新しい高校生物の教科書』を読了しました。最近どうも海外文学からすっかり遠ざかってしまったような気がするのですが(並行して読んではいるのですが)、昨年からの哲学熱に浮かされて、生物学、とりわけ進化論について学ぼうと考えているうちに、いろいろと遡っていくかたちで高校生物の学び直しをしているという状況に至っています。
しかし、こうして一冊の書物のもとで生物学というものを眺めてみると、そこには細胞レベルの分子生物学の話もあれば、進化論の話もあれば(高校生物ではあまり登場しないようですが)、生態系の話もあって、生物学とはひとつのヘテロな学問分野なのだと感じさせられます。
【満足度】★★★★☆