文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

いしいひさいち『現代思想の遭難者たち』

いしいひさいち

現代思想の遭難者たち』 講談社学術文庫

 

いしいひさいちの『現代思想の遭難者たち』を読了しました。1990年代後半に講談社から刊行された『現代思想冒険者たち』シリーズは、主として20世紀に活躍した思想家の生涯やその哲学のエッセンスをコンパクトにまとめた良書から成る(例外もありますが…)シリーズだったのですが、本書はそのシリーズの付録となる月報に掲載された四コマ漫画が加筆されて刊行されたものです。

 

当時から、各思想家の哲学とリンクしたネタを織り交ぜた漫画には感心させられていたのですが、あらためてシリーズの全思想家の漫画を通覧してみて、これはひとつの偉業であると感じさせられた次第です。

 

【満足度】★★★★☆