文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

冨田恭彦『デカルト入門講義』

冨田恭彦

デカルト入門講義』 ちくま学芸文庫

 

冨田恭彦の『デカルト入門講義』を読了しました。冨田氏独自の近世哲学の読みというものは背景に退いて、デカルト哲学のオーソドックスな解説書という印象の作品でした。「観念」という用語の解説や歴史的な位置づけという点では、同時期に読んだ小林道夫氏の『デカルト入門』よりも本書の方がわかりやすいかもしれません。

 

【満足度】★★★☆☆