川本皓嗣編
アメリカの詩人、ロバート・フロストの対訳詩集です。アメリカの国民詩人と評されるフロストですが、私にとっては今までは馴染みのなかった詩人でした(もともと詩をを読むことがほとんどないのですが…)。岩波文庫の対訳詩集シリーズで少しでも詩の魅力に触れてみたいと、折に触れて対訳詩集を手に取っている次第です。
そのほとんどが平易な言葉で綴られるフロストの詩は、衒いなく身体の中に入ってくるところがあって楽しむことができました。「雪の夜、森のそばに足を止めて」など、どこか不思議でありながら自然な共感を覚えてしまう作品です。
【満足度】★★★★☆