文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

スティーヴン・マンフォード ラニ・リル・アンユム『哲学がわかる 因果性』

ティーヴン・マンフォード ラニ・リル・アンユム 塩野直之 谷川卓 訳

『哲学がわかる 因果性』 岩波書店

 

ティーヴン・マンフォードとラニ・リル・アンユムの『哲学がわかる 因果性』を読了しました。サブタイトルに“A VERY SHORT INTRODUCTION”とあるように、とてもコンパクトな哲学教科書です。ヒュームによる因果性の分析を基軸として、ヒューム主義と反ヒューム主義という大まかな見取り図のもとで、因果性に関する様々な議論を紹介していきます。この本はそういうものだと思いながらも、解りやすいのですが、物足りなさも残ります。

 

【満足度】★★★☆☆