文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

渡辺一夫・鈴木力衛『増補 フランス文学案内』

渡辺一夫鈴木力衛

『増補 フランス文学案内』 岩波文庫

 

渡辺一夫鈴木力衛『増補 フランス文学案内』を読了しました。中世から20世紀に至るまでのフランス文学の歴史を概説した本書ですが、その叙述はフランス文学史を「人間」に関する探究の歴史と捉える基本方針によって貫かれています。しかし、こうして見ると世界文学の古典とされる作品も、その多くが翻訳では手に入らない状況が続いていることに気付かされもします。

 

【満足度】★★★☆☆