文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

磯崎憲一郎『電車道』

磯崎憲一郎

電車道』 新潮文庫

 

磯崎憲一郎の『電車道』を読了しました。文章も滑らかで引っかかることなく読むことができる物語ですが、約100年間に及ぶ私鉄電車の近代史を背景に、それぞれの人生を生きる幾人かの登場人物たちの姿は、どこか不思議な印象の爽やかさを残してくれます。本書に付せられた保坂和志氏による解説が出色で、この不思議さをズバリと言い当ててくれています。

 

【満足度】★★★★☆