文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

ロック『教育に関する考察』

ロック 服部知文訳

『教育に関する考察』 岩波文庫

 

ロック(1632-1704)の『教育に関する考察』を読了しました。認識論、道徳論、政治哲学、宗教論など幅広い分野で自身の思想を展開したロックですが、本書においてはその教育論を説いています。ルソーの『エミール』に受け継がれ、現在でもパブリック・スクールの鍛錬主義やオックスフォードでの個人指導制という形で行き続けているという彼の教育論は具体的で説得力があります。

 

【満足度】★★★☆☆