文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

リチャード・セイラー/キャス・サンスティーン『実践行動経済学 健康、富、幸福への聡明な選択』

リチャード・セイラー/キャス・サンスティーン 遠藤真美訳

『実践行動経済学 健康、富、幸福への聡明な選択』 日経BP

 

リチャード・セイラーとキャス・サンスティーンの『実践行動経済学 健康、富、幸福への聡明な選択』を読了しました。本書はノーベル経済学賞を受賞したセイラー(とサンスティーン)の著書で、原題は“Nudge”です。いわゆる「リバタリアンパターナリズム」という一見すると語義矛盾かとも思える立場から、新しい人間像に基づいた経済学や政治哲学が展開されています。

 

リバタリアンパターナリズム」は、その出自からして興味深い概念だと感じるのですが、経済学だけではなく倫理学的側面からまた別の機会にもう少し深めてみたいと思うのでした。

 

【満足度】★★★☆☆