文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

内山勝利 責任編集『哲学の歴史 第2巻 帝国と賢者【古代Ⅱ】』

内山勝利 責任編集

『哲学の歴史 第2巻 帝国と賢者【古代Ⅱ】』 中央公論新社

 

『哲学の歴史 第2巻 帝国と賢者【古代Ⅱ】』を読了しました。本巻では、エピクロス学派、初期ストア学派から始まって、古代懐疑主義、中期ストア学派、ヘレニズム期の科学思想、ローマ帝国時代の哲学者たち、そしてプラトン哲学・アリストテレス哲学の復興に関する論述を挟んで、新プラトン主義、そして最初のスコラ哲学者とも呼ばれるボエティウスに至るまでのトピックスが取り扱われています。

 

個々の論述のみならず、全体を通したストーリーにも配慮されていることが感じられる編集になっていました。第1巻の【古代Ⅰ】とあわせて通読をおすすめしたい構成になっています。

 

【満足度】★★★★☆