『夏の日の声』 講談社文庫
アーウィン・ショー(1913-1984)の『夏の日の声』を読了しました。息子の野球の試合を眺める現代パートと、自分の人生の来し方・半生を振り返る男の回想とが交互に語られる構造の長編小説です。1965年に発表された作品とのこと。
以前に短編集『夏服を着た女たち』を読んだときにも感じたことなのですが、都会的な洗練というよりは田舎の素朴な風景を描写しているときの方に何故だか魅力を感じてしまう作家なのですが、これは読む時代のせいなのでしょうか。
【満足度】★★★☆☆