文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

上枝美典『現代認識論入門 ゲティア問題から徳認識論まで』

上枝美典

『現代認識論入門 ゲティア問題から徳認識論まで』 勁草書房

 

上枝美典の『現代認識論入門 ゲティア問題から徳認識論まで』を読了しました。エドマンド・ゲティアが1963年に発表した極めて短い論文を端緒として、主に英米系の分析哲学の流れの中で「知識」の定義や性格を巡って闘わされた議論を追っていく、認識論の入門書です。非常にコンパクトに解りやすくまとめられています。最初に目にしたときは一体何なのかよく解らなかった「徳認識論」なるものの由来についても、よく理解することができました。

 

【満足度】★★★☆☆