文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

ハーラン・エリスン『世界の中心で愛を叫んだけもの』

ハーラン・エリスン 浅倉久志伊藤典夫

世界の中心で愛を叫んだけもの』 ハヤカワ文庫

 

ハーラン・エリスン(1934-2018)の『世界の中心で愛を叫んだけもの』を読了しました。ヒューゴー賞を受賞した表題作や、映画化もされたという「少年と犬」など、15の作品が収録された短編集です。私にとってSF作品は「合う」「合わない」の差異が激しいことが、これまでの読書の経験上わかっていて、本書についていえば正直なところ「合わなかった」という方に分類されてしまうのですが、極度に切り詰められた文体など、好きな人はとことん嵌る作品なのだろうと思わされました。

 

【満足度】★★★☆☆