ウィリアム・バロウズ(1914-1997)の『裸のランチ』を読了しました。あらためてバロウズの経歴を調べてみるとハーバード大学の英文学専攻ということで、文学エリートを思わせる華やかな学歴と、猥雑で過激な作風でビートニクを代表する作家のひとりという知識との間にあるギャップを感じてしまいます。
本書を読んで見て感銘を受けたかと問われるとかなり微妙なところなのですが、もしかすると60年代に多く書かれたというSF作品の方をバロウズの入門編とするべきだったかもしれません。
【満足度】★★★☆☆