文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

2018-02-18から1日間の記事一覧

カルロス・フエンテス『テラ・ノストラ』

カルロス・フエンテス 本田誠二訳 『テラ・ノストラ』 水声社 メキシコの作家であるカルロス・フエンテスが1975年に発表した『テラ・ノストラ』は何しろ長大な作品で、読み終えた感想として、まずはどうしてもその長さについて語りたい気分になります。二段…

アーサー・C・クラーク『幼年期の終わり』

アーサー・C・クラーク 福島正実訳 『幼年期の終わり』 ハヤカワ文庫 アーサー・C・クラークさんの本は初読。SFの古典作品は読んでおきたいと思って手に取った次第。 冒頭ではこれから宇宙に飛び立とうとする人類の姿が描かれる。かつて共に学んだ二人の科学…