文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

2019-08-11から1日間の記事一覧

冨田恭彦『デカルト入門講義』

冨田恭彦 『デカルト入門講義』 ちくま学芸文庫 冨田恭彦の『デカルト入門講義』を読了しました。冨田氏独自の近世哲学の読みというものは背景に退いて、デカルト哲学のオーソドックスな解説書という印象の作品でした。「観念」という用語の解説や歴史的な位…

エドモン・ロスタン『シラノ・ド・ベルジュラック』

エドモン・ロスタン 辰野隆・鈴木信太郎訳 『シラノ・ド・ベルジュラック』 岩波文庫 エドモン・ロスタン(1868-1918)の『シラノ・ド・ベルジュラック』を読了しました。パリ中を興奮させたといわれる初演から始まって、世界各国で繰り返し上演されている大…