文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

2020-05-03から1日間の記事一覧

ダグラス・クタッチ『因果性』

ダグラス・クタッチ 相松慎也訳 『因果性』 岩波書店 ダグラス・クタッチの『因果性』を読了しました。「現代哲学のキーコンセプト」シリーズの一冊で、本書では古典的な哲学のトピックのひとつでもあり、現代においても科学哲学や新しい形而上学の文脈にお…

J・M・クッツェー『モラルの話』

J・M・クッツェー くぼたのぞみ訳 『モラルの話』 人文書院 J・M・クッツェー(1940-)の『モラルの話』を読了しました。2018年に刊行された本書には7編の作品が収録されており、解説を除く本文全体の長さでいえば150ページ足らずの短い作品集です。そして、…