文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

2021-01-07から1日間の記事一覧

J・L・ボルヘス『七つの夜』

J・L・ボルヘス 野谷文昭訳 『七つの夜』 岩波文庫 J・L・ボルヘス(1899-1986)の『七つの夜』を読了しました。本書には、ボルヘスがブエノスアイレスにあるコリセオ劇場で七夜にわたって行った七つの講演が収められています。「神曲」、「悪夢」、「千一夜…

アゴタ・クリストフ『どちらでもいい』

アゴタ・クリストフ 堀茂樹訳 『どちらでもいい』 ハヤカワ文庫 アゴタ・クリストフ(1935-2011)の『どちらでもいい』を読了しました。ハンガリー生まれで、スイスに移住してフランス語で小説を執筆したクリストフが『悪童日記』でデビューしたのは1986年の…