文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

2022-10-01から1日間の記事一覧

カレル・チャペック『白い病』

カレル・チャペック 阿部賢一訳 『白い病』 岩波文庫 カレル・チャペック(1890-1938)の『白い病』を読了しました。著者が亡くなる前年の1937年に発表されたこの戯曲作品は、ナチス・ドイツによるチェコスロバキア共和国の解体を目前にした時代にあって、疫…

アンドレイ・サプコフスキ『ウィッチャーⅣ ツバメの塔』

アンドレイ・サプコフスキ 川野靖子訳 『ウィッチャーⅣ ツバメの塔』 ハヤカワ文庫 アンドレイ・サプコフスキの『ウィッチャーⅣ ツバメの塔』を読了しました。全五作のシリーズ作品のうち、本書は四番目の長編作品となりますが、物語が閉じられていく気配は…