文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

2022-12-12から1日間の記事一覧

アイザック・アシモフ『われはロボット[決定版]』

アイザック・アシモフ 小尾芙佐訳 『われはロボット[決定版]』 ハヤカワ文庫 アイザック・アシモフ(1920-1992)の『われはロボット[決定版]』を読了しました。「ロボット工学三原則」を掲げて展開される作品群から成る、いわば連作短編集のような構成に…

赤川次郎『忙しい花嫁』

赤川次郎 『忙しい花嫁』 角川文庫 赤川次郎の『忙しい花嫁』を読了しました。たしか後に「花嫁」シリーズとして展開されることになる作品だと思うのですが、その第一作目にあたるのが本書になります。主人公である亜由美の相方(?)となるドン・ファンも登…

J・K・ローリング『ハリー・ポッターと死の秘宝』

J・K・ローリング 松岡佑子訳 『ハリー・ポッターと死の秘宝』 静山社 J・K・ローリングの『ハリー・ポッターと死の秘宝』を読了しました。世界的ベストセラーとなったファンタジーシリーズも第七作目である本書で完結となります。シリーズを通して張られて…

赤川次郎『死者の学園祭』

赤川次郎 『死者の学園祭』 角川文庫 赤川次郎の『死者の学園祭』を読了しました。昔はよく読んでいた赤川作品を無性に読みたくなって手に取ることとなりました。本書は氏の長編第一作にあたるとのこと。物語がクライマックスを迎える箇所で劇中作として戯曲…