文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

2023-01-10から1日間の記事一覧

アーシュラ・K・ル=グウィン『空飛び猫』

アーシュラ・K・ル=グウィン 村上春樹訳 『空飛び猫』 講談社文庫 アーシュラ・K・ル=グウィン(1929-2018)の『空飛び猫』を読了しました。SF作家として、また『ゲド戦記』などのファンタジー作品の書き手として知られる作者ですが、本書のような絵本作品…

森博嗣『すべてがFになる』

森博嗣 『すべてがFになる』 講談社文庫 森博嗣の『すべてがFになる』を読了しました。第1回メフィスト賞受賞作であり、作者のデビュー作となる本書なのですが、前者の枕詞についてはあまり意味をなさないのかもしれません。本来はシリーズ作品の第四作目と…

赤川次郎『幽霊列車』

赤川次郎 『幽霊列車』 文春文庫 赤川次郎の『幽霊列車』を読了しました。作者のデビュー作である同名の短編が収録された連作短編集です。トリッキーな設定が話題となった表題作をはじめ、本格ミステリふうの作品あり、サスペンスふうの作品ありとバラエティ…