文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

アレックス・ローゼンバーグ『科学哲学 なぜ科学が哲学の問題になるのか』

アレックス・ローゼンバーグ 東克明・森元良太・渡部鉄兵訳

『科学哲学 なぜ科学が哲学の問題になるのか』 春秋社

 

アレックス・ローゼンバーグの『科学哲学 なぜ科学が哲学の問題になるのか』を読了しました。「現代哲学への招待」と題されたシリーズの一冊で、科学哲学に関する入門書です。著者はアメリカ・デューク大学の哲学教授で、1993年には科学哲学分野の賞であるラカトシュ賞を受賞しています。

 

入門書とはいえ骨太な記述もあり、かなり勉強になりました。ベイズ統計学に関する紹介と批判的検討、フェミニスト科学哲学に関する論述など、あまり他の入門書には見られない論点も取り上げられています。

 

【満足度】★★★★☆