シェイクスピア 松岡和子訳
ちくま文庫に収められたシェイクスピア全集Ⅰ『ハムレット』を読了しました。『ハムレット』を読むのは新旧の岩波文庫の翻訳に続いて三回目になります。読みやすい翻訳だと感じました。
シェイクスピアの劇は細部に目を向けるとその粗さが目についてしまうのですが(本作もラストの唐突さには少し意表を突かれてしまいますが)、それもひとつの「味」なのだと思えばあまり気にならなくなります。まだ読めていないシェイクスピア作品や、他訳文での読み直しも折に触れて進めていきたいと思います。
【満足度】★★★★☆