いとうせいこう(1961-)の『ノーライフキング』を読了しました。本書が単行本として(新潮社から)最初に刊行されたのは1988年のこと。任天堂のファミリーコンピュータの発売が1983年のことなので、時系列としてはそれから5年後のことになります。
小学生の間で話題になっているゲームソフト「ライフキング」をめぐる都市伝説やそれが実際の小学生の生態に及ぼす事象を主題とした作品です。SNSが普及した現代の視点から見ると逆に新しい部分もあるのか、と思いながら読み進めていたのですが、あまり作品に没入することはできませんでした。
【満足度】★★☆☆☆