カルロ・レーヴィ 竹山博英訳
『キリストはエボリで止まった』 岩波文庫
カルロ・レーヴィ(1902-1975)の『キリストはエボリで止まった』を読了しました。イタリアの政治活動家であるレーヴィが、反ファシスト活動の末に南イタリアの僻地に流刑され過ごした日々を描いたのが本書です。
私はいわゆる日記(的な)文学というものを好んで読む方なのですが、残念ながら本書についてはあまり読書にのめり込むことができませんでした。読むべきタイミングが今ではなかったということなのかもしれません。非キリスト教的・非文明的世界でレーヴィが見たもの・体験したものをじっくり受け止めるために、いつかまた再読してみたいと思います。
【満足度】★★☆☆☆