文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

赤林朗・児玉聡編『入門・倫理学』

赤林朗・児玉聡編

『入門・倫理学』 勁草書房

 

赤林朗・児玉聡編『入門・倫理学』を読了しました。もともとは医療者向けの倫理学の教科書として書かれたものを、倫理学一般の入門書として再編集したのが本書とのことです。倫理学という学問の特徴や分類から始まって、功利主義、義務論そして徳倫理学という倫理学の規範を問う主要な立場のサーベイ、さらにはメタ倫理学(いわゆる哲学的な倫理学の議論)や政治哲学についても概観されていて、とても解りやすく体系的な教科書になっています。

 

【満足度】★★★★☆