文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

シェイクスピア『ロミオとジュリエット』

シェイクスピア 松岡和子訳

ロミオとジュリエット』 ちくま文庫

 

ちくま文庫シェイクスピア全集2『ロミオとジュリエット』を読了しました。松岡和子さんの訳によるこの全集を順番に読んでいきたいと考えているのですが、読み終えるまでにいつまでかかるでしょうか。全集自体の刊行は順調に進んでいるようです。

 

かつて読んだのは岩波文庫平井正穂さんの訳だったと思うのですが、その時に驚いたのはジュリエットの年齢が14歳に満たない設定であるということでした。恋愛悲劇というよりは、これは「アンファン・テリブル」ものではないのか、というのが当時の率直な印象だったのですが、本書巻末の解説を読んで、その考え方は改めさせられました。

 

【満足度】★★★☆☆