文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

北条裕子『美しい顔』

北条裕子

『美しい顔』 講談社

 

北条裕子の『美しい顔』を読了しました。第61回群像新人文学賞の受賞作で、芥川賞の候補作にもなった本書ですが、石井光太氏のノンフィクション作品をはじめとして、参考文献の取り扱いの杜撰さが批判を集めました。本書を読んでみて、この作品が書かれなければならなかった切実さのようなものが、たしかに私には感じられたのですが。

 

【満足度】★★★★☆