ジェフリー・デイーヴァー 池田真紀子訳
『ゴースト・スナイパー』 文春文庫
ジェフリー・デイーヴァーの『ゴースト・スナイパー』を読了しました。四肢麻痺の科学捜査官リンカーン・ライムを主人公とするミステリー小説です。数年ほど前までは、だいたい年末に近い時期にシリーズ作品の翻訳が文庫本で出版されて、年末の休みの時期にそれを読むという習慣が何となくできていたのですが、ここ何年かはすっかり読むこともなくなっていました。古本屋で見かけて久しぶりにこのシリーズの続きに手を伸ばすことになりました。
本作もリーダブルな作品ではあるのですが、やはりシリーズものの宿命であるマンネリ化は避けられず、その外し方自体もどこかパターン化してしまっているような気もします。一年に一回の恒例行事のようなものとして読むのが良いのかなとあらためて思いました。
【満足度】★★★☆☆