文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

リチャード・ドーキンス『利己的な遺伝子』

リチャード・ドーキンス 日髙敏隆他訳

利己的な遺伝子』 紀伊國屋書店

 

リチャード・ドーキンスの『利己的な遺伝子』を読了しました。「英国史上最も影響のある科学書」に選ばれたという本書ですが、原著が出版されたのは1976年のことで、本書はその「40周年記念版」と銘打たれています。“The Selfish Gene”というあまりにも有名な原題は数多くの誤解や論争を生んだようですが、本書の中心的なテーゼは、進化における淘汰がもたらす最適性を「遺伝子」を単位として見ていこうという考え方とのこと。進化論の入門書としても優れた読み物でした。

 

【満足度】★★★☆☆