文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

ホッブズ『リヴァイアサン』

ホッブズ 水田洋訳

リヴァイアサン』 岩波文庫

 

ホッブズ(1588-1679)の『リヴァイアサン』を読了しました。イギリスの哲学者トマス・ホッブズが著した政治哲学の古典です。「人間について」、「コモン-ウェルスについて」、「キリスト教のコモン-ウェルスについて」、「暗黒の王国」という四部から成る大著で、国家・共同体≒コモン-ウェルスの構成員をなすところの人間に関する考察から出発して、市民国家や教会国家の分析へと議論が展開されていきます。有名な「万人の万人に対する闘争」というフレーズは本書には登場しません。

 

【満足度】★★★☆☆