文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

キム・ステレルニー/ポール・E・グリフィス『セックス・アンド・デス 生物学の哲学への招待』

キム・ステレルニー/ポール・E・グリフィス 松本俊吉監修

『セックス・アンド・デス 生物学の哲学への招待』 春秋社

 

キム・ステレルニー/ポール・E・グリフィスの『セックス・アンド・デス 生物学の哲学への招待』を読了しました。原著は1999年に出版されており、本書はその一部の章を省いた抄訳です。著者はいずれも生物学の哲学の分野で活躍するオーストラリアの哲学者です。抄訳とはいえ、生物学の哲学と呼ばれる学問分野が目指すものからはじまって、生物科学の諸成果をもとにした生物を巡る論争を見通しよくまとめてくれている良書です。

 

【満足度】★★★☆☆