ジェフリー・ディーヴァー 土屋晃訳
『悪魔の涙』 文春文庫
ジェフリー・ディーヴァーの『悪魔の涙』を読了しました。映画化もされた『ボーン・コレクター』をはじめとする、四肢麻痺の科学捜査官リンカーン・ライムを主人公とするシリーズ作品が有名なディーヴァーですが、それと同じ世界線(この表現はいつの間にか市民権を得ていますが)のもとで書かれた本書の主人公は、文書検査を専門とする元捜査官のパーカー・キンケイドです(キンケイドとライムとはお互いを主人公とする作品でカメオ出演し合うという関係性にあります)。
本書の内容はといえば、あまりのめり込むことができなったというのが正直なところ。これはもしかすると読者である私の方に原因があって、ミステリー作品を楽しんで読んでいた頃の「読書脳」と現在とでは、何らかの違いが出てきているのかもしれません。
【満足度】★★☆☆☆