ジェフリー・ユージェニデス 佐々田雅子訳
『ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹』 ハヤカワ文庫
ジェフリー・ユージェニデス(1960-)の『ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹』を読了しました。原題は“The Virgin Suicides”で、ほぼオリジナルと言ってもいい邦訳タイトルとなっていますが、内容的には本書の粗筋を端的に言い表したものになっています。「ぼくら」を語り手として描かれるリズボン家の姉妹たちの物語は、どこか幻想めいていてリアルでもあるという不思議な手触りを持つものになっています。
「こういうの」が好きな人には嵌る作品なのかなと思いましたが、私自身にとってどうだったかといわれると、それほどはピンとくるものがなかったというのが正直なところ。
【満足度】★★★☆☆