文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

コリン・デクスター『ジェリコ街の女』

コリン・デクスター 大庭忠男訳

ジェリコ街の女』 ハヤカワ文庫

 

コリン・デクスター(1930-)の『ジェリコ街の女』を読了しました。原題は“The Dead of Jericho”です。頭の中で捏ねられる論理によって操作を行う異色の警官を主人公とした「モース警部」シリーズで知られるデクスターの作品です。主人公であるモースは本書において、オックスフォード中心部に近いジェリコ地区で起こる事件に取り組むことになるのですが、短いチャプターを積み重ねながら鮮やかな結末へと至る佳品です。

 

【満足度】★★★☆☆