文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

スタインベック『ハツカネズミと人間』

スタインベック 大浦暁生訳

『ハツカネズミと人間』 新潮文庫

 

スタインベック(1902-1968)の『ハツカネズミと人間』を読了しました。ゲイリー・シニーズ主演(監督も務めていたそうですが)の映画のシーンが印刷された文庫本のカバーが印象に残っているのですが、私の手元にあるのは改版されたものになります。1930年代の大恐慌時代の季節労働者へ眼差しを向けた本書の設定は、やがて1939年に発表された『怒りの葡萄』に結実することになるのですが、本書ではジョージとレニーという二人の労働者を主人公としてその苛烈な運命が寓話的に描かれることになります。

 

【満足度】★★★☆☆