文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

スティーヴン・キング『アトランティスのこころ』

スティーヴン・キング 白石朗

アトランティスのこころ』 新潮文庫

 

スティーヴン・キング(1947-)の『アトランティスのこころ』を読了しました。1999年に発表された作品で2001年には映画化されているようです。時系列に沿って並べられた複数の中短編作品(ほとんど長編作品というべき長さのものもありますが)から構成されています。「1960年 黄色いコートの下衆男たち」と題された作品での少年と老人との交流などキングらしいモチーフを保ちつつ、ダークタワーシリーズとの関連性などファンにとってはいろいろ読みどころのある作品なのだと思いますが、全体としては私にとっては少しぼやけた印象の作品でした。

 

【満足度】★★★☆☆