文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

G・ガルシア=マルケス『ぼくはスピーチをするために来たのではありません』

G・ガルシア=マルケス 木村榮一

『ぼくはスピーチをするために来たのではありません』 新潮社

 

G・ガルシア=マルケス(1928-2014)の『ぼくはスピーチをするために来たのではありません』を読了しました。本書には「スピーチ嫌い」とされるガルシア=マルケスのそれほど数多くはないであろう講演の記録が22篇収録されています。

 

本書のタイトルにもなっている台詞は、高校を卒業する上級生のために行われたという1944年のスピーチ(「義務の学校」というタイトルで本書の冒頭に収録)で述べられたもので、これが16歳の行ったスピーチかと思うと何とも感心させられます。

 

【満足度】★★★☆☆