文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

赤川次郎『亜麻色のジャケット』

赤川次郎

『亜麻色のジャケット』 光文社文庫

 

赤川次郎の『亜麻色のジャケット』を読了しました。すっかり大河作品となっている(らしい)シリーズの第三作目にあたるのが本書で、17歳になった主人公の冒険劇が描かれます。中学生くらいで初めて読んだときはあまりそんなことは感じなかったのですが、今読んでみると主人公の無鉄砲さや、ある意味では酷薄とも言える行動が目に付いてしまい、なかなかに感じさせられる部分があって、これが作者の企みであるのだとすれば大したものだと思わされるのでした。

 

【満足度】★★★☆☆