文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

島田荘司『夏、19歳の肖像』

島田荘司

夏、19歳の肖像』 文春文庫

 

島田荘司の『夏、19歳の肖像』を読了しました。サスペンスに満ちた前半の展開から、瑞々しい青春小説のタッチを経て、後半は作者お得意のロマンティシズムに満ちたクライマックスへと流れ込んでいく物語で、作者の小説作法が凝縮されている作品なのだということに気付かされました。

 

【満足度】★★★☆☆