文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧

クリストファー・プリースト『逆転世界』

クリストファー・プリースト 安田均訳 『逆転世界』 創元SF文庫 クリストファー・プリースト(1943-)の『逆転世界』を読了しました。イギリスの作家で一般的にはSFジャンルに分類されるプリーストですが、いわゆる主流文学の読み手からも人気の作家であるよ…

スティーヴン・キング『ダークタワー Ⅲ 荒地』

スティーヴン・キング 風間賢二訳 『ダークタワー Ⅲ 荒地』 角川文庫 スティーヴン・キング(1947-)の『ダークタワー Ⅲ 荒地』を読了しました。シリーズを最後まで読み切るというタスクをこなすこと自体が目的となりつつある読書ですが、中だるみの気持ちが…

有栖川有栖『カナダ金貨の謎』

有栖川有栖 『カナダ金貨の謎』 講談社文庫 有栖川有栖の『カナダ金貨の謎』を読了しました。ドラマシリーズ「刑事コロンボ」などでもお馴染みのミステリー作品の形式の一つである倒叙物の表題作をはじめとして、作者らしい本格ミステリが並ぶ短編集です。 …